水・クラウン

理解するべきこと

従来とは違う「うつ病」

「新型うつ病」という言葉がテレビや雑誌などで紹介されることがありますが、実は医学的に「新型うつ病」という用語はありません。 では、この新型うつ病とはどのような状態のことを指すのでしょうか。これは、従来のうつ病とは症状・原因・治療法が異なるうつ病のことを指し、特に若い世代で増えているとも言われているようです。 従来のうつ病は、日常生活や仕事などが上手くいかなかった場合には、自分を責める傾向が強かったのですが、新型うつ病では他人や環境など、自分以外を責める傾向にあることが多いという特徴があります。 自分が楽しむことが出来る趣味や友人関係の中ではうつ症状が無く、元気であるという事も多く、治療は複雑と言えます。

今後の課題は正しい理解です

新型うつ病は、その特徴から「仮病」として捉えられる場合が少なくはありません。患者自体は、気分の浮き沈みなどにより、苦しみを抱えていますが、それを周囲の人は理解することが出来ないため、お互いに不信感が生まれることもあります。 今後は、正しく新型うつ病を理解するということが重要になると考えられます。 従来から知られているうつ病との違いを多くの人が理解することにより、偏見を少なくすることが出来ます。 社会全体はもちろんこと、精神医学も新型うつ病に対して正しい理解をすることが今後の課題と言えます。 精神医学では、内服薬を使用するのが一般的ですが、新型うつ病に対しては、これまでの方法とは異なった治療が必要となる場合もあることを理解するべきでしょう。